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2018年5月24日 (木)

自分で限界を決めてない? 常にチャレンジし続けるための「思考の枠」の広げ方

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ビジネスコーチ株式会社代表の細川馨氏によれば、「思考の枠」とは “思い込み” や “固定概念” のこと。この枠を広げないと、あらゆる場面ですぐ枠に当たっては思考が停止してしまうそうです。
例えば思いがけず大きなプロジェクトを上司から任されたとき、「自分にはとても無理です」と答えてしまうのも、まさにその状況。誰も未来は予測できないし、何事もやってみなければわからないのに、自分で「できない」と思い込んでしまうのです。
 
「思考の枠」は隠れ蓑にもなる
また、“思い込み” や “固定概念” は、ときに「隠れ蓑」にもなります。
大きな責任をともなう仕事を任されたとき、あるいは、もっと何か違うアイデアを出せといわれたとき、「やりたくない」「もうイヤだ」という本音を、「無理だ」という思い込みで押し隠してしまうのです。そうすれば、自分の “弱さ” や “ずるさ” を直視せずに済むから。
とはいえ、「全てできる!」と考え続けてばかりでは、息切れしてしまいますよね。ときには「思考の枠」を隠れ蓑にして、ストレスを遠ざけることも必要かもしれません。しかし、「できない」「無理」「あり得ない」は、多くが思い込みであるという認識を持つことは大切です。いまこの時点からも、わたしたちの選択は常に自由です。誰だって、さまざまな方向へ進んだり、新しいアイデアを出したりすることは可能なのです。
道をふさいでいるのは誰でもなく、自分の「思考の枠」というわけ
過去の経験が「思考の枠」を狭めてしまうことも
ビジネスコンサルタントの細谷功氏は、「年齢を重ねるごとに知識や経験は増えるのに、なぜか視野がどんどん狭くなっていませんか?」と問いかけます。
細川馨氏も、「顧客ニーズの変化を察知し、サービス形態の見直しを考える若い世代に対し、長く培った経験から『サービス形態の見直しは必要ない』と考えるミドルシニアが、頑なな態度をとる」といった事例を挙げ、同様のことを述べています。
しかし、これは年を重ねたから起こるとは限りません。どんなに若い世代でも、例えば人に指示する立場にいた人物が、環境を変え人の指示をあおぐ立場になったとき、自分の考えが正しいという意識を優先させてしまう場合があります。世代を問わず、過去の経験で生まれた自尊心が影響し、「思考の枠」を狭めてしまうことがあるのです。
また、細川氏によれば、完璧主義も、期待に応えようとしすぎることも、「思考の枠」にとらわれる原因になると述べています。では、どうしたら「思考の枠」を広げていくことができるでしょう。
「ちょっと外側」&「スモールステップ発想」&「問いかけ」
ちょっと外側に目を向けよう
グローバリング株式会社代表の稲垣公夫氏は、「思考の枠の中でいくら考えても当たり前のアイデアしか出てこない」とし、自分の「思考の枠」のちょっと外側、いわゆる「自分のなかで常識だと信じていること」のちょっと外側に出る思考を続けていると、思考枠の範囲が少しずつ広がっていくといいます。常識の枠から大きく外れた天才的なアイデアを出すのはなかなか難しいけれど、この方法ならば多くの人が実践しやすいのだとか。
例えば「20~30代の女性に向けた食品」を企画するとします。だいたいダイエット・美容・健康といったキーワードをもとに考えることが一般的ですが、それだけでは数ある商品の中に埋もれてしまいます。そこで、ちょっと外側を意識してみると、「こうあるべき」以外の「女性たちの本音」をキーワードに加えるという発想も生まれてきます。すると、「本当はダイエット・美容・健康を意識せず、こってりしたものが食べたい」あるいは「女性だって刺激的な食べ物が欲しい」、もしくは「女性だって本当はボリュームたっぷりがいい」というアイデアが次々と浮かぶはず。ダイエット・美容・健康にもとずいた商品であっても、女性の本音をくすぐるキャッチフレーズが合う商品アイデアが生まれるでしょう。
アイデアに行き詰まったら、「ちょっと外側」に目を向けてみてくださいね。
スモールステップ発想
難しいから、忙しいから「自分にはできない」と考えてしまうようなときは、「スモールステップ発想」がおすすめ。ごく小さな進展を目標に発想してみるのです。
例えば、先輩に教わりながらやっと仕事をしていたのに、今後はそれを一人でこなすように言われ、全く自信が持てなかったとします。そんなときは、「自信がある部分」と「自信がない部分」を明確にしてみましょう。そして、「自信がある部分」だけは一人でしっかりこなすことを目標にします。そして、「自信がない部分」はチャレンジすること自体を目標にするのです。もしも100%自信がなければ、チャレンジすることだけで「目標達成」と考えましょう。
完璧にこなせないことを恐れ、行動前から「自分には出来ない」と拒否してしまわず、小さな目標を自分の中で立てて、それを一つずつ達成し、自信を積み重ねながら思考の許容も広げてください。
問いかけることも忘れずに
そして、何かを判断するときは必ず「True?」と問いかけ、それが過去の経験で固定された、思考の枠によるものではないか確かめましょう。例えば会議で発表するアイデアが浮かんだとき、企画書の内容が決まりかけたとき、問題を解決するために判断するとき、「本当にそれでいいのか?」と自分自身に確認するわけです。
それにより客観的かつ冷静になれるので、自分の考えや判断に偏りはないか、「こうだ」と思っていることに誤解はないか、確認しやすくなるはずです。それを意識的に繰り返すうち、常に「True?」と問いかけ最適解を導き出すクリティカル・シンキングのクセがつき、思考の枠も広がるでしょう。




大川剛史

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