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2016年12月29日 (木)

人は分別により創造力を失い、思考が人を支配する

赤ん坊にとって周りは全て未知の世界。
だから、赤ん坊は、知りたい欠乏、一体化欠乏の塊。
にもかかわらず、年齢を重ね、学校教育を受けるごとに、その欠乏はしぼんでいく、、
そればかりか、知能水準も低下しているようだ。
なぜだろうか?

リンク)より
◆人は偏見によって創造力を失っている
 ハーバード大学教授のハワード・ガードナー博士は、プロジェクト・ゼロで、赤ん坊の知能の発達と年長者の知能水準を調べてみた。すると空間能力、運動感覚能力、音楽能力、対人能力、論理数学能力、内省的能力等で4歳までの子どもはほぼ天才的な水準にあった。けれども20歳ではその割合は10%、20歳以上では2%にまで低下した。

 才能はなぜ低下するのか。
スタンフォード大学ビジネス・スクールのマイケル・レイ博士は「才能が失われたのではなく、分別の声に隠されているのだ」と言う。「できるわけがない。そんな馬鹿な考え方を、という分別を保留する能力を高めることで、日常で創造性を高めることができる」とレイは言う。レイのビジネスにおける個人の創造力の開発講座は、次の三つを前提としている。
 ①創造性は健康や幸せやビジネス等、人生のあらゆる分野での成功に欠かせない
 ②創造性は誰にもある
 ③創造性は誰にもあるが分別の声に隠されている

 恐怖や不安を感じるとき、人は習慣的な行動に戻る。集団も例外ではない。分別の声は、個人と同じく集団の創造性の芽を摘む。生命体には異物への偏見がある。既存システムは「他者」や「部外者」「異邦人」を敵視する。そのため、組織でも免疫システムが働くと、新しいことを取り入れるのはさほど重要ではないと自分に言い聞かせてあきらめる。そして、イノベータ―は敵視され、レッテルを張られ、酷い扱いを受ける。

◆第1ステップ~見るためには思考を止める必要がある
 偏見を捨てて、新鮮な目でモノを見るためには、習慣的な考え方やモノの見方を止めなければならない。多くの改革プロセスでは、状況について自分の想定を裏付ける情報だけを集めている。すなわち、過去の経験と記憶を反映して、あらかじめ、見ているつもりのものだけを見ている。

 物理学者のデイヴィッド・ボームは「ふつうは人間は思考を支配しているのではなく、思考が人間を支配している」と語る。そして、この既存のメンタルモデルを破壊することはできない。そこで、ボームは、現実についての無意識の想定を目の前に掲げてみることが必要だと指摘する。それによって自分の心がどのように動いているのか、自分のメンタルモデルに気づくようになる。自分の思考を意識できれば、自分の思考によって見るものを左右されることも少なくなる。すなわち「見ることがどういうことかがわかる」ようになるのである。

 人は自分の考え方にしがみついている。しがみついているのを止めたとき、自分の考え方に気づく。思考はすぐになくなるわけではないが、しがみついていた時ほどのエネルギーはなくなる。これが保留なのである。ヴァレラはこの「保留」こそが意識を高める第一の基本動作だと言う。

宮田一郎 

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