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2016年12月25日 (日)

五感を開く思考法

五感を用いた思考方法のひとつをご紹介します。私自身も芸大のデザイン思考の過程で学んだスキルのひとつでもあり、今でも事あるごとに用いますし、状況に応じてアレンジを加えて使っています。今では日本の高校進学塾の一部などでも授業法として取り入れられ、子供たちの集中力アップと共に成果を上げているようです。フィンランドでは「カルタ」と呼ばれるマインドマップが国語の授業で使われていることでも有名です。

●マインドマップ
マインドマップは、頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールです。知っている人も居られるかと思いますが、1970年代初頭に提唱された発想法で、人間の脳が本来持っている「色を感じ取る力」「形を認識し感動する力」「空間を認識する力」「流れやリズムを感じ取る力」など、脳の主要な働きをする部位を正常に働かせながら単語(キーワード)や図・イメージ・色彩を用いて思考する方法です。

●思考を開放する
通常の勉強法では、これら脳の持つ機能を停止させ、わずかに働いている「理論を認識する力」のみに頼って勉強・学習するために思考が閉じてしまうのです。思考を整理し、発想を豊かにし、記憶力を高めるために、想像と連想を用いて思考を展開する。この方法によって複雑な概念もコンパクトに表現でき、情報の羅列ではなく感覚・感情情報も伴った全体のネットワークで捉えられるため、非常に早く自身が理解できるというものです。

●頭の中はアート
描き方は、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを広げつなげていきます。放射状に広がる樹木のような見た目は、一見勉強や学習とは程遠くアートや絵に近いかもしれません。見た目も脳のシナプスのようになりますが、人間の脳の意味ネットワークと呼ばれる意味記憶の構造によく適合しているので、理解や記憶がしやすいとも言われています。

●楽しんで学ぶ
開発者のトニー・ブザン(Tony Buzan)は、脳科学や心理学の知見から、マインドマップを通してメンタルリテラシー(頭の使い方であり、学び方を学ぶ力や、学んだことを活用する力)の重要性を提唱しています。あのレオナルド・ダ・ビンチの思考法もマインドマップにとても似ているのだとか。文字や文章のみで考えることに慣れている人には、多少とっつきにくいかも知れませんが、子供はとても楽しんで効果を確かめられるのではないかと思います。

マインドマップを見る⇒「マインドマップ」の基本をおさらいリンク
「マインドマップ」受験勉強法 リンク

清原勝光 

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