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2016年10月24日 (月)

「自分の頭で考えるなんてやめたほうがいい」という研究者の話。

「自分の頭で考える」とよく言われます、改めて考えると「自分の頭で考える」とはどういうことなのだろう?

「自分の頭だけで答えを出す」ことだと勘違いすれば、先人の知恵や他人の意見を無視することになってしまい本質を見失ってしまうだろう。

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「自分の頭で考えなさい、ってよく言うじゃない,、あれ、嫌いなんですよ。」

著名な研究者の彼はそう言った。

「普通と逆ですね。普通は、自分の頭で考えろ、って言いますよね。」

「そうですね、若い研究者や学生にありがちなんですが、よく調べもしないで、「私はこう思った」って言うんですよね。」

「なるほど」

「そんなこと、とうの昔に他の人が考えていて、「もうそんな研究は山ほどあるよ」っていっても、自説にこだわるんです。もう、そういう奴は「バカ」って呼んでいいと思いますね。」

最近、「自分の頭で考えよう」というメッセージを発する人が多い中で、「自分で考えるな」とは、穏やかではない。

つい先日も信州大学の学長が以下のようなメッセージを発している。
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スマホ依存症は知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません。スマホの「見慣れた世界」にいると、脳の取り込み情報は低下し、時間が速く過ぎ去ってしまいます。「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」 スイッチを切って、本を読みましょう。友達と話をしましょう。そして、自分で考えることを習慣づけましょう。

(朝日新聞)
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「多分、あれ多くの人が勘違いしていると思いますよ」と、彼は言う。「こういうことわざがあるじゃないですか、「下手の考え休むに似たり」ってね。自分で考えることが重要、っていうメッセージはミスディレクションだと思いますね。」

「では、どうすべきなのでしょう」と、私は聞いた。「学生にどういう指導をすべきなのですか?」

「自分の頭で考えよう、ではなく、自分がバカであることを認識しよう、のほうが、はるかにいいね。本を読み、調べ物をし、人の考えを知る。それは、「自分が何を知らないか」を知るためです。こんなこと、研究者だったら知ってて当たり前ですよ。」

「…。」

「いいですか、そもそも我々にとっては、「知っていること」よりも、「知らないこと」のほうがはるかに重要なんです。私はまだこれについて知らない、私はこれについて意見を持てない、そういう認識が、我々を高める。多様な見方を取り込もうと努力することにつながる。」

「ふーむ。」

「それなのに、「自分の頭で考えよう」なんて、バカのやることです。でなきゃ、「自分を賢く見せようとしてるだけの安っぽい人間」ですね。」

「自分の頭で考えるように学生に指導するのは、ちょっと危険ですね。会社でもそうでしょう?とりあえずマネしろ、じゃないですか。」

「そりゃそうです。」

「そうでしょう?マネがきちんと出来るようになって、一人前になる。さらにそれから上を目指すときに、今までの知識を整理して「これはできるか」、「あれは可能か」を検証する。それには意味がある。自分の頭で考えるのは、そこからですよ。」

「webについてはどうですか?」

「まあ、参考程度に使うならいいんじゃないですかね。」

2400年前の哲学者も同じことを言っていた。おそらく真理なのだろう。

文太

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コメント

[個人主義オリジナルだー西洋アングロサクソン個人主義の自己PRよりも歴史先人を背負うこと全体主義封建での役割発見での貢献である。これも逆意表だ。謙虚であれば当然であるなそりゃ。人がこの世に生まれる前に多く人々が生きてる訳だから。類の少し言うように空前発見発明は概して少ないにせよ。全体人類の課題である]
具体的に。Sealdsかな共産党左派が「みんな自分で考えてる。これはすごい」。これに違和感だったな。所詮は戦後レジームAdamSmith井の中ではないかマスコミュニズムnewsWorldの中の。
異角度で。愚者は経験に賢者は歴史に学ぶと言うな。創造とは歴史を背負うことそれが自ずと内発の副産物となる。個人の体裁格好でどうすると言うよりも全体封建における役割を発見これではないか要するに。考える知的にどうするという学者次元はもはや退屈である頭の時代の限界(因みに先輩から学者大家の理論を紹介。しかし退屈なアウトプット生産に見えた。以後は後に直感みごとあたりでユリーカ!!)。Simple派の反乱はすぐ反知性と叩かれるトランプ流かもしれない。戦争に動員するために複雑知に植え付ける構造が好かぬ。急に学者思考といっても当否は置いて類の自己矛盾である(さんざ学者バシングしておいて。ご都合主義か!!笑。あ思想家は嫌いなんだ)。他の学者というか経済思想家応用流には頭の民主主義でなく心の民主主義だろう。継承応用が大事これ俺の発見だがね。orこの長い人類史。発案の瞬間が著作権ならぬ創造権というべきだろう。「まだ誰も言ってない」は裏返せば「誰かが言ってたらそれは勇気だな」これよく言うよ因みに。よって個人主義ではない。
(大量よりもツボこそと思いますね。因みに心本主義は壮大戦前思考日本人の発見他も「ヒント」であるあくまでヒントだが継承。そう定義はなされてない。たとえ一神教的な難題でもトータル章に挑まねばならない人類。すり替え逃げでは情けない限り。人類発見はMarxではない。太古一神教だろう。本には書いてない模様やはりNetである。因みに理想主義の学者「でさえ」が「」と何と男卑を諦観理解の情けなさ。学者とは大層威張ってるが本質はこの程度の奴らなのである骨抜きでコンセプトが全然なのである笑)。
リベラル左派派閥レジームなのだろう。戦後レジームと小さく狭く定義を言うよりもそれこそ経済学者も参考にエゴ時代レジームと大定義。実に大上段な上手い潜在力のコンセプトである。

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