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2016年4月 7日 (木)

「素人の創造」は旧観念を基盤にした私権制度の壁を突き抜ける制度設計提案の段階に入った

「素人の創造」を標榜するるいネットでは「社会統合階級の欺瞞性」や「学者・官僚・マスコミが答えを出せないのは何故か」は過去から一貫したテーマとして扱われてきました。以下の01年の投稿もその一つです。

>かつて、自由・個人・権利etcの観念を中核とする近代思想は、輝きを放っていました。しかし、その近代思想も、'60年代を通じて急速に色褪せてゆき、貧困がほぼ消滅した'70年をもって生命力を絶たれ、輝きを失って終います。・・・ところが、大学(人文系)やマスコミは、既に生命力を失い、形骸化したそれらの観念に未だにしがみついています。実際、彼らは百年も前から同じ言葉を繰り返しているだけで、本質的には何の進歩もみられません。これでは、当面する社会の閉塞や危機に対応できる訳がありません。 968

当時は、「学者やマスコミや官僚が答えを出せないのは、(自由・個人・権利等の旧)観念にしがみついているから」→「それは彼らが、旧観念を売り物にして現代の神官としての特権的な身分を手に入れた特権階級だから」という「旧観念の弊害」という視点で分析しました。さらにそもそも現実を対象化していない架空観念である近代思想は社会を統合する認識足り得ない、という認識論まで遡って検討しています。

しかし、思想の形骸化は更に進み、もはや「旧観念」の力は衰弱する一方なのに、社会統合階級の無能化と暴走はますます加速する一方です。(とりわけマスコミの発信内容はどんどん空虚化していっているのに、マスコミの暴走は止まらない・・・)これは何故なのでしょうか?

架空観念、欺瞞観念といえども、それが思想基盤となって現実の社会‘制度’が構築されてしまうと、社会には大きな歪が生まれてしまいます。具体的には、個人の私権追求の自由を平等に補償する仕組みとしての試験制度が社会全体に行き渡り、試験の難易度を評価軸とした学歴社会と、それを基盤とした近代的官僚制度が出来上がると、社会統合階級は「自分のことしか考えない連中」ばかりで締められるようになってしまっています。

「学者やマスコミや官僚が答えを出せない」原因の一つに旧観念の架空観念性という思想的限界があるのは確かですが、実際にはその思想が結実した試験制度こそが「統合階級の無能化と暴走」を加速している温床なのです。

先日のなんで屋劇場でも議論された通り、試験制度をはじめとする様々な「私権制度の壁」を打ち抜かない限り「秩序収束と変革期待」の綱引き状態を打開することはできません。もはや旧観念そのものは力を失った現在、私たちは新らしい制度設計とその根拠としての旧観念批判という形で、共認形成を進めていく段階に入ったのだと思います。

山澤貴志

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