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2014年5月 9日 (金)

悩み相談のつぼは「倒錯思考」「固定観念」

先日悩み相談を受けました。
その方は、あるハンディを持っています。就職の面接でそのことをカミングアウトすると不採用、隠したままでいると採用となる。
最近、人材派遣会社で職を探しているので、派遣会社の指示に従って、必ずカミングアウトして、結果ここまで全部不採用だった。この「差別」を許せないと訴えてきました。
この、一連の導入部分の話をしながらも、ソワソワと落ち着きが無く、涙ぐみ、嗚咽してしまう様子から、深い被害者意識、(自他供に対する)否定視を感じました。

就職という現実課題が上手くいかないことを「差別」(=不平等)という観念が、出口を見えなくしている倒錯思考スパイラル状態です。
ですから、就職の面接の局面でも、「仕事がしたい、採用して欲しい」という心は二の次になってしまい、「カミングアウトする」事が最優先課題となってしまっているようです。

ここで、新卒学生の就職活動を事例に挙げてみました。
「20社も30社も入社試験を受けて全部落ちた学生は不当な差別を受けているといえますか?」
「それは違う」
「ですよね」

「就職出来ない」という事実は、あなたも、新卒学生さんも同じく直面している「現実」です。
「差別」=「平等であるべき」という固定観念が、可能性を見えなくしているだけなのではないでしょうか?
この固定観念からは「採用しない会社が悪い」「ハンディを持つ自分がかわいそう」と否定視しか出てこない。けして可能性へ向かうことは出来ない。この根本原因は固定観念(=旧観念)です。

受けた会社で、採用しなかったのはなぜか?その原因をそのまま事実として捉えて、改善していく。
「今のハンディを克服する」「バックアップ体制が取れる職場を探す」etc.具体的に実現可能な方向性は沢山見えてきます。何よりも、「働きたい」という気持ちを実現することが目的であり、それをあきらめさせたり、不可能視させたりしているのが固定観念なんです。

ここまで行き着く為には、その彼女が抱えるハンディキャップの原因を共有し「感謝のトレーニング」を紹介したり(実は途中、この部分が一番心に響いた様子でした)と、状況に応じたやり取りは必要でしたが、彼女を最後に微笑ませた悩みの解決になった中心はこの固定観念の切開です。

殆どの悩み相談は、この閉塞源の固定観念を抽出し、その固定観念が現実をいかに見えなくさせているか、可能性をあきらめさせているか、と構造化することによって90%以上が解決します。
「悩み」は固定観念によって、頭の中で現実を捨象し、要求の自我に収束させ、自己も他者も否定している現状意識を、潜在思念が「なにかおかしい」「可能性ある答えがあるはずだ」と探索している状態だと考えられるからです。

旧観念を全く使わない構造認識によって「固定観念」「倒錯思考」を事実認識に置き換えることが出来るのだと思います。

斎藤一浩

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